我が家のイシモチソウの栽培方法

 

 

〜はじめに〜
イシモチソウ(Drosera peltata)は日本産唯一の球根を作るドロセラの仲間で、立ち上がる株姿から大変人気がある種類であると思います。私もイシモチソウが大好きです。ただ残念なのはイシモチソウの入手が比較的難しいという事です。入手しても絶やしてしまっては次にすぐ入手出来るか分かりませんので、イシモチソウを絶やさない栽培方法を紹介したいと思います。

〜置き場〜
日当たりの良い場所に置きます。半日以上が望ましいです。年中戸外で管理が出来ます。

〜鉢〜
鉢は駄温鉢を使用します。大きさは5号鉢以上、出来れば6号鉢が良いでしょう。ある程度の大きさの駄温鉢を使用して鉢内の急な温度変化を防ぎます。鉢内の環境が急変する状態が続けば球根はストレスを受けますので注意します。駄温鉢を使用するのはプラスチック鉢より鉢内の温度変化が少ないからです。素焼き鉢は鉢の側面からも水分が蒸発し、用土の水分変化が激しくなるので避けたほうが無難です。

〜用土〜
赤玉土と鹿沼土の混合用土を使用します。用土の種類はイシモチソウは要求しませんが、比較的乾燥した湿地で自生していますので、水はけが良い用土を使用します。

〜水やり〜
球根が発芽する季節から少しだけ意識して水やりをするようにします。ただし用土が常に濡れている状態ではなく、少し湿り気があるかな?という程度で、用土の表面が乾燥する事もしばしばです。先にも述べましたが、イシモチソウは比較的乾燥した湿地で見られるので、多湿は好みません。生育期間外はほとんど水やりをする事はなく、水やりは雨に任せている事がほとんどです。

〜植替え〜
2011年より植替えを一部、試験的に開始しました。それまで5年以上イシモチソウを植えっ放しにしても絶える事は無かったのですが、増殖率が悪く、イシモチソウが本来の生育をしていないのではないかと感じるようになりました。そこでイシモチソウの植替えを行うようにしていますが、方法は2,3月にイシモチソウが休眠している鉢をひっくり返し、根鉢の雑草の根を取り除くだけです。雑草の根があるとイシモチソウの生育するスペースが無くなります。もちろん、イシモチソウの球根を確認した後、丁寧に植えつけてやります。深さは2〜3センチになるように植えつけます。
一方、イシモチソウを秋に発芽させないよう休眠後球根を掘り上げる手法が他サイト等で紹介されていますが、先に述べたように休眠後雨に任せた水やりをしていれば鉢内は比較的乾燥した状態となり、秋に発芽することはありません(今まで一度も経験が無い)。植替えや掘り上げた後の球根の管理の手間を考えれば、植替えの時期まで植えっ放しにしたほうが絶対に楽です。
なお、正確に記録を付けていないので参考程度に考えて下さって結構ですが、植替えをした方が球根の増殖率は良いと思います。それまで現状維持だったのが増殖率が2倍程度になりました。この結果から筆者はイシモチソウは植替えをした方が良いと考えるようになりました。もちそん、植替えをしなくても絶える事はありませんが、増殖率を考えると植替えをした方が、よりイシモチソウが健全に生育するのではないかと考えます。

〜肥料〜
豪州産球根ドロセラと同様に肥料を与えています。置き肥で固形油粕をやや少なめに与えます。液肥も良いですが、時々与えるのを忘れる事があるので、置き肥にしています。肥料は株から少し放した場所に置きます。休眠後は新たに置き肥はやりません。ただし休眠後2週間ほどはまだ地下部で球根が太ろうとしているのでその間だけは液肥を与えて肥料が効いている状態にします。

この手法で毎年イシモチソウを栽培していますと劇的に株が殖えるというわけではありませんが、少しずつ殖えますので(もちろん殖えない年もあります)、上手くいかない方は一度試してみてください。

 


日本産イシモチソウ

 


滋賀県に自生するイシモチソウ

 

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2011年4月3日 記載
2012年3月24日 加筆訂正

To be continude....