我が家のCephalotus. folicularisの栽培方法


 

   我が家では放置状態にある食虫植物のひとつ、セファロタス。。。まあ、手をかけないで育てているわけですがそれでもコツはあります。。その栽培方法とは???

 

〜入手〜

 セファロタスは通信販売で入手可能です。他、集会や即売会などでも入手可能です。運が良ければ夏にホームセンターの食虫植物コーナーで販売される事もあります。一昔前では考えられなかった事です、素晴らしい。

〜置き場所〜

セファロタスは高湿度を好むので浅く水を張った半透明プラケースの中で栽培しています。ただし通常の湿度でも萎れたりすることは無くあまり気を使わなくても良いかも知れません。プラケースに入れた場合、密閉すると蒸れてしまうので蓋をややずらし新鮮な空気が流れるようにしています。
秋から春は日の当たる場所、夏は日陰で管理しております。半透明のプラケースに入れているので直射光ではありません。特に夏は高温になり過ぎないように注意します。日光にに当てる方が植物体が赤く染まって観賞価値が高まります。
冬は凍らせないように管理します。最低5℃程度にします。以前は戸外でも冬越しが出来るのを確認し栽培していた事もありましたが、春からの生育が思わしくなく、近年は弱く加温した温室内で冬越しさせています。

〜用土〜

 大きめの鉢に植え替えます。セファロタスは太い根が深く潜るので腰の長い鉢がお勧めです。私は4号のプラ深鉢にしました、これなら深さもあります。。
 植え込み材料は水ごけが最適です。入手時の用土が水ごけであればそのまま水ごけで植え込みます。大抵は水ごけかピートモスで植わっている事が多いと思います。砂利系も試した事がありますが、水ごけが一番生育が安定していました。自生地がピートモスが体積した沼地と言う事もあって筆者は長繊維の無調整ピートモスを水ごけに少量混ぜています。腰水栽培しますので鉢底にはゴロ土を2cmほど敷き、水ごけが腰水に直接接触しないようにします(用土の腐敗防止)。植え込みが終わりましたら衣装ケースに浅く水を張ります。そしてプラケースの蓋を前述の通りずらして完全な密封を避けます。入手したては半日陰に置いたほうが植物のショックが少ないでしょう。以前は表面に生水ごけを敷いて栽培していました。これはセファロタスの生育環境が良ければ生水ごけも良く育つ、というセファロタス栽培の環境バロメータとなっていた事もあります。昔の栽培書等は生水ごけ、生水ごけと盛んに書いているのもありますが、最近はかならずしも必要というのには?マークです。筆者は生水ごけは敷かずに栽培していますが問題ありません。
(^^;セファロ紹介ページは生水ごけがしっかり写っていますが、2008年当時です。2009年に植え替えてからは全く生水ごけは使用していません。また、生水ごけが生育しすぎてセファロタスを覆ってしまい、セファロタスが日照不足になって、芽先がもやし状態になる事もあるので注意します。

〜その後の手入れ〜

 はっきり言って、手入れという行為はあまりしておりません。(^^;  せいぜい腰水の水をたまに替えていることぐらいでしょうか(1週間に1回ぐらい)。私が栽培してるのは普通タイプなので袋は2〜3cmなのですがもっと手をかければ大きくなるかも知れません。調子が良いと葉をあまりつけず、捕虫袋を沢山付けます。 


赤く色づいたCephalotus. folicularis

 

〜増殖・葉ざし編〜

 増殖は葉挿しのみで行っています。方法は普通葉を付け根からそっと外すように取ります。そして切り口が乾かないように生水ゴケか乾燥水ゴケに挿します。深さは葉が見える程度にします。こうして温度が20度前後で多湿の場所に置きますと1〜2ヶ月で発根してきます。発根後しばらくすると
発芽もします。そうすればあとは通常の株と同じように管理します。

 

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2010.1.11改訂

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