Byblis

 

 


Byblis liniflora

 


Byblis liniflora

 


Byblis linifloraの種子

 


夕日に当たるとキラキラ輝く
Byblis liniflora 

 


満開の
Byblis liniflora

 


Byblis filiforia

 


属名;Byblis(属名Byblisはギリシャ神話の泉の妖精ビブリスより由来します。)、ビブリス科。

花期;主に夏

栽培方法;こちら

 

〜豆知識〜

 〜自生地のようす〜 
 別名レインボープランツとも呼ばれる。ビブリスは以前はB.giganteaB.liniflora2種が知られていたが、最近はアレン・ローリーによっていろんな亜種、品種が発見されています。B.filifoliaB.aquaticaB.roridaが新たに加わったようです。B.giganteaはオーストラリアのパース周辺に自生し、多年草となって小低木になります。大型になると高さは60cm以上になり、根元の茎は木質化します。自生地の気候は地中海性気候に近く、冬は冷涼多雨で夏は高温乾燥になります。夏になると乾燥するので葉が枯れ、秋に雨が多く降るまで成育を休止させます。一方B.linifloraはビブリスの中でも小型で、西オーストラリア州の北部からクインズランド州北部とニューニギア南部に自生します。自生地の気候は熱帯にあたり一年中暑いですが、モンスーンの影響で夏は雨季、冬は乾季になります。土壌は砂利系のようです。1〜2年草。

 〜草体の構造〜
 B.giganteaは葉が30cm近く伸び、花の構造はB.linifloraと大きく違い、5枚の花弁はつけ根で接着しており雌しべと雄しべの形態に左右対称性が見られます。花の大きさは3cm近くと大きく、花粉は近寄ってきた昆虫の羽根の振動でやくから飛び出すことがあるそうです(この目で見てみたい)
(^^;。一方、
B.linifloraは高さは10〜20cmに伸び細長い糸状の葉を交互に出します。花は薄紫色をし、数日間咲き続けます。また簡単に自家受粉をするので人工授粉の手間は省けます(^^;

 〜消化・吸収〜
 消化は捕虫葉に有柄腺と無柄線の腺毛がたくさん生えているが消化酵素は分泌されていないようです。粘液にカビ類が共生して、その助けを借りながら消化・吸収が進められているようです。

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