ネペンテスの植替え
その2
最初に断っておきますと、既にアップ済みのネペンテス植替え・増殖編と特に変わったテクニックはございません。強いて言えば植替え時期が違うだけでしょうか。この冬にサラセニアなどの植替え編をアップしようと思っていましたが、肝心の写真撮影を忘れており、またまたネペンテスの植替え方法の紹介をいたします。
2年ぶりにネペンテスを植え替えました。今回はNepenthes.ミナミエンシス・トライアンフと呼ばれる内藤氏作出の交配種です。実はこれ、2年前に兵庫県フラワーセンターを訪問した際、土居氏からいただいた株です。去年の暮れ頃から腋芽が出始め、親茎の捕虫袋が幾分小さくなってきたので、生育促進を狙っての植替えです。
2007. 4.21
入手から2年が経過しました。植え込み材の水ごけも劣化してきており植替えを行います。
ピンボケですみません・・・
一時期より小さくなった捕虫袋、植替えのサイン。
今回は挿し木の予定も無いので、植え替えのみを進めます。4号鉢に植わっていたので、1号大きい5号鉢に植える事にしました。新しい鉢の底には日向土を鉢底土として2cmほど敷きます。
鉢底にゴロ土を入れ、水はけを良くします。
前の鉢から根鉢を抜いてみると、根が廻っています。気づいたのは根がゴロ土の日向土を中心に張っている事です。普通はゴロ土を外して新しい鉢に植えつけますが、根を傷めるのでそのままゴロ土付きで植え替えました。
今回は特別にゴロ土を外さずに植えつける。
株を新しい鉢の中心部に据えます。
株を中心部に置く。
表面の水ごけはかなり傷んでおり、根を傷めない様に丁寧に取り除きます。根鉢のまわりにかために搾った水ごけを入れていきます。表面は盛り上がるぐらいに固めに植え込むと、ちょうどよい水加減が持続されます。
傷んだ水ごけを取り除く
固めに植えて、水ごけが盛り上がるようになる。
植え替えた後の株は通常遮光を強めるなど、養生が必要ですが、本日の植替え後しばらく曇天・雨天続きのようでこれまでと同じ温室内の場所で管理します。
一回り大きな鉢に植え替えたNepenthes.ミナミノエンシス・トライアンフ
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