おまけ

 

04.9.10   大型自動車一種免許取得体験記

 大型特殊自動車免許取得から約半年、次に目指したのは大型自動車一種免許です。今回はこの大型自動車の取得体験記を楽しんで下さい・・・??
(^^;

 〜大型自動車ってどんな車?〜

 大型自動車といえば皆さんが一番想像するのは大型トラックではないかと思います。確かに大型トラックも大型自動車の仲間です。他にはダンプカー、マイクロバス、コンクリートミキサー等など、世の中の道路で多く見かけられます。また路線バスも回送にすれば大型免許でも公道を走らせられます。そういう点で大特よりは役に立ちそうだと思います。法律的に大型自動車と定義されているのは、大型(小型も含む)特殊自動車、自動二輪車以外の自動車で、

○車両総重量8000kg以上
○最大積載量5000kg以上
○乗車定員数11名以上

のいずれかに該当する自動車を大型自動車と定義しています。要するにでかいってことですね。
(^^;。

ナンバープレートの数はまちまちなので今回は省略します(手抜き?)。

教習時間は保持免許が普通MTの場合、

○技能;22時間【第1段階(8時間)、第2段階(14時間)】
○学科;0時間

です。学科は大特に引き続き、免除です。

〜体験記〜

 入所したのが夏休みに入って最初の月曜日の8月9日。普通車を取得した時と同じ教習所にしました。とりあえず初日は入所ということで手続き、適性検査をして終了となりました。初日からキャンセル待ちがあって乗ることは出来たのですが、本日は様子見ということで乗車はしませんでした。

 第一段階
 1時間目、2時間目の乗車ははっきり言って、逝ってました。なぜかと言うと車体感覚がまるで普通車、大特とちがって脱輪をしまくり、クランクではポール直撃したり、自信喪失とこれから先の教習への不安を覚えたからです。
 普通車と違うのは車体感覚だけでなくブレーキにまず大きな違いがあります。大型車はバスでもしかり、けん引車でもしかり、エアブレーキが使用されます。普通車と同じ踏み込みをすると、ガックン!一瞬『エンストか?』と思うほどの衝撃になります(真面目な話)。踏み込み方は踵をしっかり床につけ、親指の付け根の部分でジワ〜っと踏み込む感覚です。
 次に、走行の際はミラーを普通車以上に注意することです。車体が横にも大きいので車線からはみ出ないように位置感覚を確かめるためにもよく見ます。またミラーは標識、カーブミラーに当たらないように注意しなければなりません。
 そして何と言っても大きく違うのが内輪差です。大型トラックは前輪と後輪が大きく離れているのでそれを考慮しなければ簡単に脱輪します。目安としては曲がり角が自分の体の背中に来た辺りでハンドルを切ります。左折は最初アドバイスを受けるまでは試行錯誤でしたがアドバイスがもらえれば結構簡単に曲がれました。
 4時間目以降は慣れてきたせいか脱輪もせず、普通にクランクを通過できるようになりました。エアブレーキにもだいぶ慣れました。後半の教習は卒検コースも走って練習してました。修了検定と卒業検定の違いは方向転換・縦列駐車があるかないかだけです。8時間はあっという間ですぐに修了検定となりました。

 修了検定
 大型自動車の受検者は私一人でした。あと10名ほど普通車の方がおられ、検定説明をする部屋に一緒に集められました。しかし数分後私を呼ぶ声が・・・大型自動車は私だけということで普通車の方と別室に隔離・・・
(^^;。まあ、想像してましたがね。。で、説明も10分ほどで終わりくじ引きです。修了検定のコースは2種類あり、どっちのコースも別に苦手ではなかったので適当にくじを引きました。修了検定は大型の場合60点以上で合格です。意外と低いのです。
 いよいよ検定走行です。コース内容は長い直線40キロ走行、S字・クランク、踏み切り、坂道発進などです。しかし当日緊張していたのか、エアブレーキのガックンが多かったです。正直完走はで来ましたが、受かったかどうかは微妙だなあと思いました。下車後は検定員からのワンポイントアドバイスでしたが、4ポイントぐらいありました。
(^^;。アドバイスが終わって受付前で待つように指示されました。受付前で15分ほど待ってると『Masaさん、合格でーす』との呼び声が。。もし落ちてもこんな感じで呼び出されるのでしょうか?まあ合格だったので良かったです。修了検定の点数は後日判明して70点でした。やばいですね。卒業検定は70点以上だぞ。。無事仮免許も交付されました。

 第二段階
 1時間目から路上教習です。普通車の時と同じで最初の10分はものすごい緊張です。所内走行と違って路上ではギアは5速(場合によっては6速も)まで良く使うのですが、一番最初のギアチェンジでやっちゃいました。4速から5速に入れようとして間違って3速に・・・・ガガガガガッ。。ものすごいエンジンブレーキです。
(^^;。焦りましたが、落ち着けと自分に言い聞かせ一旦Nに戻し、改めてクラッチを踏み5速へ・・・・今度は上手くいきました。
 路上はバイパス道路を走るときは60キロまで出せて気持ちいいです。。普通車と違ったのは大型車とすれ違う時の怖さです。最初は本当に怖くてダンプカーとすれ違う時左に寄り過ぎたこともしばしばです。狭路ではどちらかが止まらないといけないときもありました。でも一応教官からはブレーキは踏まれたことも無く、安全運転を心がけました。とまどったのはギアをシフトダウンすることでした。交差点などで左折する際はもちろん減速して通過するわけですが、なかなかシフトダウンが上手くいかず、5速から3速に入れようとしたとき間違って1速に・・・グググゥッ、ものすごいエンジンブレーキです。1速は荷物積んで坂道を発進するぐらいにしか使わないのに、空荷物で平地で使用するととんでもないことになりました。結局このシフトダウンをマスター(?)するのに5時間ぐらいかかりました。
 後半戦は自主経路走行でした。が、普通車の時のように私に選ぶ権利は無く(?)教官が勝手に道順を決めて行きました。なんじゃそりゃ・・・って感じですが。。でもさすがに後半にもなると走行感覚も慣れてきて教官からも「だいぶ安心して運転できるようになってきたねぇ」と褒め言葉も出てくるほどに・・・??ま、ここで油断は禁物ですがね。教官とは路上ではほとんど世間話、運転免許のおしゃべりしてるか無言かでした。私が通っていた教習所の大型教官数は少ないようで名前まで覚えてもらえました。言い忘れましたが、私は普通車の時と同じ教習所に通っているので普通車の時お世話になっている教官が多くて「ここで普通車取った?」と最初はよく言われたものでした。。よく生徒の顔を覚えてるもんですな、まあ私も覚えてましたが。またあっという間に卒業検定となりました。

 卒業検定
 大型自動車の受検者はまた一人でした。今度は普通車の方と同じ部屋で卒業検定の説明を受けました。またくじ引きをして卒業検定のコースを決めました。方向転換か縦列駐車かなのですが私の当たったのは、縦列駐車・・・・ガクッですよ。正直縦列は得意でないのですよ。それなのに縦列とは・・・と思いました。はは。。とりあえず10時半から試験走行です。今回もピリッと緊張してます。大きく息を吐いてし周りを確認して乗車です。大型自動車は運転席に乗る前に荷台のほうからグルーッと回って障害物が無いかの確認です。まあ当然障害物なんかあるわけないのですが念入りに・・・
(^^;。続いて乗車してシートを合わせ、ハンドルも合わし、バックミラーにも触れてシートベルトを締めてサイドミラーも確認、ギアをNにしてイグニッションキーを廻してエンジン始動です。サイドブレーキを下げ「発車します」と告げ、発車しました。ここまでは完璧!課題の短い直線30キロ走行、長い直線40キロ走行もばっちりメーターで確認、コーナーではしっかり減速とメリハリのある走行を心がけました。そして最初の関門クランク走行です。実は私はクランクの苦手意識があって(多分初日にポールにぶつけたからかも)ちょびっと緊張しました。まあ、無難にクランクは抜けたのですが、クランクから出る左折がちょっとやばかったです。タイヤが縁石に接輪してるんじゃないかと思うぐらい接近してました。ミラーで見たときは冷や汗ものです。でも検定員は次の進路を指示したので接輪はしてなかったのでしょう。坂道も無難にこなし、S字、踏み切りも完璧にこなし後は最大の関門縦列駐車。。これって皆さん苦手な人が多いんじゃないですか?しかも大型の縦列駐車なので相当焦りものです。しかしここで1回目失敗しました。
 まず、1回目の縦列駐車入れ、入りが深すぎたのか後輪が縁石に接輪寸前!ミラーで見て「これはこのままじゃ無理だな・・・」と思い、焦りながらもう一度車体を完全に外に出してやり直しです。1回目のやり直し、切りかえしは減点対象外なのでやり直したほうが得策と判断しました。今度は接輪を嫌ってしまい、浅く入ってしまいました。もう頭がパニックです。。「すいません、切りかえします」と言い、ミラーまでしっかり納まるように縦列駐車しました。ギアをNに入れてサイドブレーキを引き、「入りました」と宣言します。これで入ってないのに「入りました」と言えば検定中止らしいのですが・・・検定員は車から降りてしっかりチェックです。内心入ってると分かってても怖いですよ。。検定員の「外に出てください」との言葉に思わず、ホッ。。。
(^^;。後は周回走行して発着点に戻ります。指定されたポールにもしっかり停車出来ました。後はギアをRに戻してサイドブレーキも引き、後方確認してから(これを忘れて普通車の時アドバイスを受けてたのを覚えてたので今度は忘れませんよ!)下車しました。そしてまたまたワンポイントアドバイスをもらいましたが、今回は・・・左折の際ミラーの見すぎで全体がよく見えてない、事故の原因になるとのことでした。他は特に注意されず修了検定のときより良いかも!?と思いながら受付で検定結果を待ちました。しばらく20分待っても結果が出ない、普通車の方も戻ってきて「こりゃあ普通車の人と一緒に発表かな?」と思ってたら『Masaさーん、合格です』との声が・・・
 正直めちゃ嬉しかったです。大特のときよりも何倍も。そりゃ教習時間は大型のほうが長いし難しかったからですしねえ。担当員から免許発行の手続きを説明してもらい、そのまま午後免許センターに行き免許を発行してもらいました。心配していた深視力も引っかからず一発でした。

 しっかり『大型』と書いてます!!

 

 

 ただし私には2004.9.10現在、運転できる大型車両に制限が加わります。その制限とは私はまだ特定大型車両を運転してはいけないのです。普通車の免許期間が3年以上でないと運転できません。特定大型車とは、

○車両総重量11000kg以上
○最大積載量6500kg以上
○乗車定員数30名以上
○砂利、砕石、土、アスファルトコンクリート又はレデイミクストコンクリート運搬を業とする者がその運搬の用に供してるもの
○火薬類取締法第二条第一項に規定する火薬類を積載しているもの(同法第一九条第一項ただし書の内閣府令で定める数量以下の火薬類を積載しているものを除く)
○大型自動車にあたる緊急車両

です。要するに大きすぎるのはまだ危ないぞ、ということですな。でも私は普通車を取得して2004年10月には丸3年になるのでまもなく特定大型車も運転できるのです・・・(無事3年経ちました)

 大型免許を持っていると、マイクロバスが運転できるので団体で移動する時などには便利かと思いますがそれ以外には運転する機会が無いかも・・・
(^^;

 さあ、次は何を目指しましょう。。一応けん引を目指そうと企んでいるのですが、どうなるかな〜??

 

 

 

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