京都府立植物園訪問記

 

訪問日;2012年03月03日

 

 京都府立植物園を訪問しました。昨年夏に訪れた以来ですが、入り口近くの鴨川の土手でテレビドラマの撮影をしていました。係りの人に早く通り過ぎてください、と促されながら後にし、園内に到着。趣味家の方と13時半に合流し、観覧温室内を職員の方に案内していただきながら見て回りました。観覧温室内はさすがに熱帯植物エリアは暑く、上着を脱がないと汗でビショビショになるぐらいです。熱帯スイレンが開花しており写生している人や写真を撮っている人もチラホラ居ました。
 続いて、育成栽培場を案内して下さり、ムジナモやタヌキモが入った水盤や樽を拝見しました。タヌキモの水盤はそろそろ冬芽が展開開始、ムジナモも冬芽を緩ませ浮上開始していました。ただ、アオミドロが殖えすぎている樽は早急にアオミドロを除去される事をお勧めしました。京都府立植物園の水盤では3,4年前に訪れた時、ムジナモがわんさかギュウギュウに育っていて多数開花していた事もあったので、またそんな姿が見られたらいいな。
(^^ゞ

 まだ早春なので育成温室内を中心に見ていました。ネペンテスのコレクションは相変わらず多いのですが、用土を見ていると随分苔むした鉢も多く、通気性が悪化している事が伺えます。貴重な交配種も多数あるのでぜひ植え替え等のケアをしてあげて欲しいです。さすがにN.トランカタは見ごたえがあり、やはり広い温室で無いとここまでの出来は見られません。またヘリアンフォラの栽培も上手く、花茎もいくつか上げ、開花中の株もありました。

 戸外はサラセニアやハエトリソウの栽培場も見学し、いずれもまだ休眠中ですが、ハエトリソウは今冬カバーを掛けていた事もあり、元気でした。時間も押してきたので17時前には植物園を後にしました。

 なお、バックヤードは一般の方には非公開なので、ご注意下さい。

 


N. ventricosa




N. xTrusmadiensis



N. ampullaria




Heliamphora各種




Nepenthes 栽培風景




Pinguicula macroceras




Drosera capensis 各種




Sarracenia 栽培風景




 

コメント;3月に訪問したのは初めて。ネペンテス育成温室の風景は基本的に夏と変わらないが、ムジナモやタヌキモの早春の姿を見られたのは収穫でした。

 

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